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2016夏季セミナーご報告

2016年9月3日(土)~4日(日)の日程で、2016年度夏季セミナー@淡路島が実施されました。

■セミナー

 今年の夏季セミナーは、講義形式の前半の部とグループディスカッション形式の後半の部からなる二部構成といたしました。前半の部で知識を習得して頂き、後半の部でより実践的にグループで議論して頂くようにいたしました。 

 前半の部では、知的財産高等裁判所部総括判事 髙部 眞規子先生に、二つのテーマについてご講演頂きました。テーマ①として「知的財産高等裁判所の現状と、近年の話題判例~均等論、損害賠償を中心に~」について、テーマ②として「IoT時代の知財保護のあり方~複数主体による特許権侵害の問題~」についてご講演頂きました。髙部先生は、知的財産高等裁判所 第4部総括判事を務められています。髙部先生が関わられた主な判決として、知的財産高等裁判所の大合議判決第一号である「一太郎事件」、均等論第1要件および第5要件が争点となった「マキサカルシトール事件」等があります。本セミナーでは、東京から淡路島までご足労頂き、現役の知的高裁判事から直接お話を拝聴できる貴重な機会となりました。

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 前半の部のテーマ①である「知的財産高等裁判所の現状と、近年の話題判例~均等論、損害賠償を中心に~」では、最高裁判例である「ボールスプライン事件」において判示された均等論の5要件についてご説明頂いた後、「マキサカルシトール事件」を題材に、均等論の第1要件(非本質的部分)と第5要件(特段の事情)について詳しくご説明頂きました。さらに、特許法第102条第1項を中心にその適用範囲や損害額の計算方法と主張立証責任等について詳しくご説明頂きました。

 前半の部のテーマ②である「IoT時代の知財保護のあり方~複数主体による特許権侵害の問題~」では、特許件侵害の原則をご説明頂いた後、「電着画像の形成方法事件」、「ロクラクⅡ事件」を題材に、間接正犯型である道具理論・手足理論について具体的にご説明頂きました。さらに、「熱可塑性人造物質より多孔性成形体を作る方法事件」を題材に、共同直接侵害について具体的にご説明頂きました。また、「インターネッツナンバー事件」、「眼鏡レンズの供給システム事件」を題材に、クレーム解釈・実施概念の解釈について具体的にご説明頂きました。最後に、国境を越えた侵害関与者の責任の考え方についてご説明頂きました。

 

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 後半の部では、鎌田特許事務所 地代 信幸先生に、「IoT時代の知財保護のあり方~複数主体による特許権侵害の問題~」として、グループディスカッション形式による演習を行って頂きました。インターネット時代において重要な問題であるにも関わらず、重要な判例がない複数主体による特許権侵害について、具体的な事例を通じて向き合うよい機会となりました。

 グループディスカッションのテーマとして、「眼鏡レンズの供給システム事件」をモチーフにした架空の特許権を設定し、インターネット上のデータ保管サービス業者を介して製造業者に商品の発注を行うシステムにおいて3つの条件下における特許権侵害の有無を議論して頂きました。それぞれの条件下において、被告は誰なのか、共同直接侵害が成立するのか、道具理論・手足理論が成立するのか、といった観点について検討を重ねて頂きました。インターネット時代において遭遇する可能性が高い事例であることから、非常に白熱した議論が各グループで繰り広げられました。

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 今回の夏季セミナーは、海を渡った淡路島での開催となりましたが、51名もの方がセミナーに参加して下さり、熱気溢れるセミナーにすることができました。これも、前半の部の講義と後半の部のグループディスカッションを一つのテーマに沿って進めたいという当方の無理難題を快く受け止めてくださった髙部先生、地代先生のご尽力によるものです。改めて幹事一同、心より御礼申し上げます。そして、本セミナーにご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 

■宴会

今年の宴会は、海辺で夕日を眺めながらのバーベキューパーティでした。浜風に吹かれながら豪華な海の幸と山の幸を炭火でじっくり焼き上げる優雅なバーベキューはなかなかできるものではないっ!という幹事の独断と偏見から決まりました。

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梶崎代表幹事の挨拶もそこそこに上羽さんの乾杯で幕をあけた総勢43名の宴会はのっけからハイテンションでした。さらに、サプライズ企画として、髙部先生のプチ誕生パーティーが開催されました。豪華なバースデーケーキの登場とともに、トランペットの生演奏をBGMとして全員によるハッピバースデー髙部せんせぇ~の大合唱で盛り上がりはピークに達しました。また、次期代表幹事の松井さんからご挨拶を頂き、来年のKTKの姿を垣間見ることができました。

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 宴会後の二次会は、貸切旅館の大広間で開催されました。梶崎代表幹事が独唱する尾崎豊の15の夜で気合いを注入されつつ幕があがります。代表幹事の気合いが効いたのか、我も我もとマイクを奪い合う異様な盛り上がりの中、丸山幹事の成り切りジュリーによる勝手にしやがれでとどめを刺されました。

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一方では、梶崎代表幹事、次期代表幹事の松井さん、北原さんを振興特許事務所所長として囲みながら、事務所経営ってどうなん?やっぱ儲かる?といった直球の疑問を受け止めて頂きました。このようなカオスな雰囲気の中、何の制限もない貸切旅館の大広間で三次会と称する宴会が朝方まで続いたことは言うまでもありません。

 

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■観光・ゴルフ

 翌日、観光組は、今日本で最も人気が高いと言われている大塚国際美術館を訪問いたしました。大塚国際美術館には、髙部先生もお付き合い下さり、とても充実した時間を過ごすことができました。レプリカとはいえ、レオナルド・ダビンチのモナリザやパブロ・ピカソのゲルニカなど、世界の名画で心を豊かにすることができました。

 昼食後、遊覧船で鳴門の渦潮を観覧いたしました。鳴門海峡まで小一時間ほどの渦潮クルーズですっかりクールな海の男と化した面々も、うずしおの前では大はしゃぎです。巨大な鳴門大橋を頭上に観ながら、眼下で繰り広げられる巨大なうずしおの激しい円舞に圧巻されました。

 一方、ゴルフ組は、誰が晴れ男なのかわかりませんが、見事な快晴に恵まれました。瀬戸内海を眼下に望む素晴らしいシチュエーションのゴルフ場で、テンションアゲアゲのゴルフ担当である山口幹事が本気で勝負に走り、優勝してしまうという失態をやらかしましたがご愛嬌です。

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 遠方にも関わらずたくさんの方々にご参加頂き、大成功を収めることができました。無事に来年の夏季セミナーに繋げることができ、一安心しております。来年も皆様のご参加をお待ちしております。ありがとうございました。

 

(親睦部会幹事 松下 計介 記)

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