KTK夏季セミナー報告

代表幹事 宮ア 主税

 9月8日〜9日に、例年通り夏季セミナーを開催致しました。案内の際に述べたとおり、本年度は温泉等ではなく、市街地である神戸のモザイクの近くのタワーサイドホテルを会場としました。温泉地等の観光地に比べて魅力に欠けるため、参加人数が少なくなるのではないかと懸念しておりましたが、申し込み者を上回り、50名以上の会員が参加致しました。
 セミナー後の宴会についても、親睦幹事の濱野先生の段取りの下、多数の会員の参加を得て楽しい時間を過ごせました。宴会後には、ホテル最上階のラウンジで2次会を開き、さらにその後の宴会部屋を用意しましたが、十分な量のアルコールの摂取により日頃のストレスも解消されたのではないでしょうか。
 夏季セミナーの趣旨は、知的財産についての講演等を昼間に時間をかけて充実した内容として開催すること、並びに会員間の親睦を図ることにあります。大学の先生や外部の専門家を招待して講演を頂くのも刺激にはなりますが、せっかく実績を積んだ優れた会員が多数在籍しているので、本年はKTK会員から講師を選択したいと考えておりました。講師の伊藤孝夫先生には、弁理士会本会における研究内容に加え、さらにこのセミナーに備えて資料を検討・追加していただき、充実した内容の講演を頂きました。深く感謝しております。以下は、各担当幹事によるセミナー及びレクリエーション等の報告です。






(セミナー)


 三協国際特許事務所の弁理士 伊藤孝夫先生に「進歩性判断手法が抱える諸問題」と題して14時から17時までご講演いただきました。本セミナーは50名を超える先生方が聴講されました。まず、進歩性のハードルが高くなっているか否かを意識しつつ、進歩性の審査基準の沿革を詳細に解説して頂き、続いて知財高裁判決を分析された統計をもとに、本件クレームまたは引用例の事実認定の誤りが審決を覆す場合の決め手となることが多い点をご指摘頂きました。さらに、数件の判決例を具体的に紹介してその問題点をピックアップした上で、それぞれについて実務上の対策を指南して頂きました。また、ご講演の中では、伊藤先生が委員をされていた進歩性検討会の作業や裏話のほか、ご自身の豊富なご経験やそれにもとづくご見解を忌憚なく語っていただき、興味深く聞かせて頂くとともに大変勉強になりました。

(渉外担当:戸高)

■2007夏季セミナー