2021年8月31日(火) 東京地区知財研究班『医薬用途発明の技術的範囲に関する裁判例紹介』
日 時:2021年8月31日(火) 19:00~20:30
場 所:zoomミーティング(申込者に自動返信メールでミーティングルーム情報をお知らせします)
題 目:医薬用途発明の技術的範囲に関する裁判例紹介
講 師:吉田 尚美会員
概 要:
日本では色々な分野に用途発明が成立し得ますが、特に医薬発明では、治療方法が法29条柱書違反になることから他分野と比べて用途発明が多くなっています。また、医薬発明は、特に一製品に対しての特許の数が他分野と比べて少なく、1件の特許の価値が重くなる傾向が高いことから、用途をめぐる特許紛争は多くなっています。
特に問題になるのは、実際にその用途に使用したか、といった点です。薬の添付文書にその用途の記載がない限り、その立証は困難になりますが、もし医師の判断等により承認された用途以外に使用した場合にはどう判断されるのか、などの問題が生じます。
本セミナーでは、医薬等を通常担当されていらっしゃる方のみならず、他の分野の方にもわかりやすく、医薬用途が問題になった判例をいくつかご紹介しようと思います。
懇親会:
研究発表会の後に、講師を交えたディスカッションタイムを1時間程度設ける予定です。
(佃 誠玄 記)