2022年3月11日(金)訴訟実務部会・特許実用新案部会 合同会合 『公然実施発明に基づく無効主張に関する検討』
日時:2022年3月11日(金)18:30~20:00
場所:zoomミーティング(申込者に自動返信メールでミーティングルーム情報をお知らせします)
テーマ: 「公然実施発明に基づく無効主張に関する検討」
講師: 岩坪総合法律事務所 弁護士 速見 禎祥 先生
概要(講師より):
複数の数値限定により特定した発明や、特殊なパラメーターにより特定した発明は、それらの技術事項が開示されている先行文献が見つかりにくく、新規性や進歩性が認められて登録されやすい傾向があると思います。一方で、これらの発明が特許として成立した場合、文献による新規性、進歩性のフィルタリングが不十分で、技術的範囲に含まれる製品や極めて近い性状を有している製品が出願日前から流通していることも珍しくありません。この場合、社内でのクリアランス、異議申し立て、無効審判等のために、公然実施発明による取消・無効の主張を検討することとなりますが、公然実施発明の立証や進歩性欠如の無効理由の構築等には文献記載の発明とは異なる難しさもあります。裁判例もふまえつつ実務的な要点を確認できればと思います。
懇親会:
講義後、講師を交えた有志によるオンライン懇親会を30分ほど予定しております。
(会合幹事 記)