2022年5月27日(金)特許実用新案部会、東京地区知財研究班、医薬バイオ特許研究班 「内在的同一と新規性」
日時:2022年5月27日(金) pm18:30-20:00
zoomミーティング(申込者に自動返信メールでミーティングルーム情報をお知らせします)
テーマ: 「内在的同一と新規性」
「パブリック・ドメイン保護要件としての新規性/進歩性の再構成-内在的同一について特許を認めたロシュv.アムジェン事件を端緒として-」知的財産法政策学研究61号(2021年)より
講師: 北海道大学大学院法学研究科教授 吉田広志 先生
概要(講師より):
「いわゆる内在的同一は、用途発明や数値限定発明、パラメータ発明などにおいてしばしば生じる問題である。芝生の緑化剤としてフタロシアニンを散布する行為がパブリック・ドメインだった場合、同じくフタロシアニンを今度は芝生の育成促進剤として散布する発明には、新規性があるのだろうか。この問題については、従来の裁判例は否定的(新規性なし)であったが、昨今揺らぎが生じている。今回は、内在的同一について、特許付与後に第三者に与える影響を見据えた見解を披露する。」
懇親会:
講義後、講師を交えた有志によるオンライン懇親会を30分ほど予定しております。
(合同会合幹事 記)