会合案内Meeting information

2024年1月26日(金)東京地区知財研究班会合「欧州での進歩性判断における追加実験データ参酌の可否」

日時:2024年1月26日(金)18:30~20:30
場所:前川知的財産事務所会議室(日比谷公園内市政会館5階)+オンライン(Zoom)
題目:欧州での進歩性判断における追加実験データ参酌の可否 −拡大審判廷(G21/2)と原審(T1801/16)の検討−
講師:佃 誠玄 会員
概要:
 欧州特許庁(EPO)の拡大審判廷は、2023年3月に、進歩性判断における追加実験データ参酌が許されるための統一基準を示しました(G21/2)。しかし、判決文自体も認めるように、その基準は一定の曖昧さを含んでいます。一方、原審の審判廷(T1801/16)は、G21/2が示した基準を踏まえ、2023年12月に、具体的な当てはめの判断を示す予定です。
 本発表では、背景となっている具体的事案の審査経過、異議申立における当事者の主張および証拠、拡大審判廷が示した基準と原審におけるその当てはめを確認しつつ、欧州特許庁において、追加実験データに基づく進歩性の主張がどのような場合に認められるのかについて検討したいと思います。
懇親会:
 会場で参加される方向けに、研究発表会の後に、懇親会を行います。併せてご参加ください。
(佃 誠玄 記)