会合案内Meeting information

2024年10月31日(木) 外国特許実務研究班+意匠実務研究班&国際部会共催『中国発の特許・意匠データベース&中国現地の特許調査事情』

日時:10月31日(木)18:30 ~ 20:30

場所:日本弁理士会関西会会議室 および zoom ミーティング(ハイブリッド開催)

テーマ:Part1:Clarivateが提供する中国発の特許・意匠データベース『incoPat』

         Part2:ScienBiziPが発信する中国現地の特許調査事情

講師:Part1:宮田 和彦 先生(クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社:弁理士/ソリューションコンサルタント)

   Part2:郝 家歡  先生(深セン市ScienBiziP知的財産代理有限公司;中国特許弁理士)

主催:外国特許実務研究班+意匠実務研究班&国際部会 共同開催

概要(講師より): 

【Part1】Clarivateは、知的財産、学術領域などでイノベーションに資する様々なソリューションを提供するグローバル企業です。今回紹介する「incoPat」は、中国で最も信頼されている特許・意匠データベースの1つであり、2020年傘下に迎えました。幅広い国や地域をカバーする中国語及び英語に翻訳された全文データを保有しておりグローバルな特許・意匠データベースとして、企業・研究機関・大学等で広く活用されています。

 インターフェイスは日本語にも対応しており、出願人・発明者等の書誌事項や技術的用語を漢字で理解することができる点、中国のコンテンツが充実している点は、日本のユーザーにもメリットになります。簡単な入力で関連性の高い特許を素早く検索可能なAI検索や、出願人や分類・キーワード等の辞書ツールを有しており、幅広いユーザーに対応できます。

 さらに、AI技術を活用した意匠の画像検索機能を有していて、画像の輪郭を認識し特徴的な部分を抽出します。ロカルノ分類や日本意匠分類など書誌情報と組み合わせて検索することも可能です。

【Part2】ScienBiziPは、クライアントにワンストップ式の知的財産サービスを提供するグローバルな知的財産組織です。30年にわたる知的財産専門知識とグローバルな実務経験を積み重ねて、お客様に、特許出願業務、様々産業・技術・特許関連の調査業務などの、知的財産に関するサービスを提供しています。

今回紹介する特許調査事情は、近年、企業のグローバル化に伴い、特許を含む知財に関する調査の重要性・需要が一段と高まっている中、特に中国現地の調査実務を踏まえた情報となっております。

今回のセミナーでは、中国における知財調査ニーズや、特許調査の種類、特許検索のやり方、特許調査業務を進めるにあたっての注意点や、それぞれの調査における考え方について、長年にわたる特許調査・検索の経験を踏まえて解説いたします。

さらに、いくつかの中国企業の実践事例を組み合わせて、特許調査・検索を利用して出願戦略を調整し、特許ポートフォリオを策定する方法についてもご説明いたします。

その他:

※ Part1とPart2では、それぞれ約1時間20分と40分程度のご講演を予定しており、また、当日もQ&Aの時間も設けますが、当日の講演時間の関係及び講演資料の内容/構成に関わるという点を踏まえまして、是非日頃聞きたいこと、気になることがあれば、申し込みフォームまたは1017日(木)までにお問い合わせフォーム(https://ktk-ip.com/contact/)にてお知らせいただけたらと存じます。何卒ご協力のほど宜しくお願い致します。

 ※ 講演後、講演者との懇親会を設ける予定です。是非ご参加ください。

(林軍 記)