会合案内Meeting information

2024年2月20日(火) 明細書研究班 「新規性判断における内在特性」

明細書研究班 会合案内
日 時:2024年2月20日(火)18:30〜20:30
場 所:ハイブリッド(関西会会議室+zoomミーティング)
担 当:齊藤 美咲 会員
テーマ:新規性判断における内在特性(特許法29条1項)
審判実務者研究会報告書2022 テーマ3(特許化学2)
https://www.jpo.go.jp/resources/shingikai/kenkyukai/document/sinposei_kentoukai/2022_houkokusyo_honpen.pdf
論点1: 本件発明において特定された事項(性質など)が引用文献に記載されていないが,引用発明に内在されていると認められるのはどのような場合か。
論点2: 本件発明の発明特定事項が,引用発明の内在特性であるとして相違点とはならないことを理由に拒絶または無効にされないために,出願人はどのように明細書を作成すべきか。また権利化後に特許権者はどのように反論を準備すべきか。
論点3: 引用発明を追試することによって引用発明の内在特性を明らかにする等の事後的資料の参酌は,どのような場合に認められるべきか。
・参考判決①:知財高判令和元年12月25日(平成31年(行ケ)第10006号,第10058号,「気道流路および肺疾患の処置のためのモメタゾンフロエートの使用」事件(無効2015-800166))
・参考判決②:知財高判平成23年1月31日(平成22年(行ケ)第10122号,「オキサリプラティヌムの医薬的に安定な製剤」事件(無効2009-800029))
・参考判決③:知財高判平成31年3月19日(平成30年(行ケ)第10036号,「IL-17産生の阻害」事件(無効2017-800007))
・参考判決④:知財高判平成23年1月18日(平成22年(行ケ)第10055号,「血管老化抑制剤および老化防止抑制製剤」事件(不服2009-006947))
・参考判決⑤:知財高判平成26年9月10日(平成25年(行ケ)第10209号,「動脈硬化予防剤,血管内膜の肥厚抑制剤及び血管内皮機能改善剤」事件(不服2011-000151))
・参考判決⑥:知財高判平成23年10月11日(平成23年(行ケ)第10050号,「抗骨粗鬆活性を有する組成物」事件(不服2007-023664))
・参考判決⑦:知財高判令和2年12月14日(令和元年(行ケ)第10076号,「炎症性疾患および自己免疫疾患の処置の組成物および方法」事件(無効2017-800154))
(楠屋 宏行 記)