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2024年1月24日(水) ソフトウェア研究班~ゲームの知財 第3回

日時:2024年1月24日(水)18:30~20:30

場所:日本弁理士会関西会&ZOOM

テーマ:ゲームの知財

内容

前回までの議論に対する考察として、ゲームのルールがゲームにおいてどれほど「表現」されているかという点があがりました。コンピュータゲーム、特にテトリスのようなブロックゲームでは、ゲームフィールドのサイズ、ブロックのマス数等、判決において「表現」であると認められる部分が多い反面、アナログのカードゲームにおける枚数のバランス等を「表現」として認めることについてはかなり難しいのではないかという議論です。そこで、今まで遊んだ「タイムボム」「ハゲタカのえじき」よりも更に「表現」的な要素の強い「スコットランドヤード」というカードゲームを題材にゲームルールの表現性について議論したいと思います。

また、もう一つの重要な論点として、「著作権で守ると70年という長大な期間保護されてしまう」という点がありました。そこで前回議論の中でも出た特許・実用新案による保護について検討の土台となる知識を共有します。具体的には、テーマコード:2C360(カードゲーム、盤上ゲーム、ルーレット(カテゴリ:アミューズメント一般))を中心に保護がゲームのルールにまで及んでいると考えられる登録例を抽出したリストを紹介します。(前渋 正治・坂田 泰弘 記)