会合案内Meeting information

2024年7月11日(木) 米国特許法の動向および米国代理人との意見交換~4班+国際部会

日時:2024年7月11日(木)18:30~20:00

場所:日本弁理士会関西会&ZOOM

テーマ:米国特許法の動向および米国代理人との意見交換

Part1:最近の米国特許法の動向-直近半年のCAFCの判例を中心に

講演者 吉田 正子 先生  米国特許弁護士(HSML P.C.)

    Bing Yang 先生 米国特許弁護士(同)

Part2:知財事情に関する意見交換会

主催:国際部会 英文明細書研究班 外国特許実務研究班 化学バイオ研究班 ソフトウェア研究班

内容(講演者より)

最近の米国特許法に関連する判決およびその実務上の影響について解説します。特に、特許事務所等にて米国特許の取得や権利行使に関する米国特許実務に従事している弁理士や、企業にて同実務に従事する知財担当者の日常業務に影響があると思われる直近半年の米国特許庁の改定案、CAFCの判決を中心に扱います。

今回のセミナーでは、(a)特許庁を含む米国官庁の最近の動きに関連して (i) 二重特許の際提出するTerminal Disclaimerに関する規則変更案、(ii) AI使用発明に関するガイドライン案、(iii) 連邦取引委員会の米国の雇用契約の非競争条項削除の特許への影響、(b) デザイン特許の自明性の審査基準に関する事例、 (c) 海外訴訟での請求項の解釈の影響が問われた事例、(d) 医薬後発品の薬剤の適応症に関連して承認時期が問われた事例と薬剤の結晶型の自明性が問われた事例、(e) 請求項の範囲の自明性が問われた事例、(f) 記載要件と特許適格性が問われた事例等(順不同)に関する判決のうちの幾つかが含まれる予定です。今後、判例の追加、入替えがあるかもしれません。

その他:

・Part1では、約1時間のご講演を予定しており、吉田先生は日本語で、Bing先生は英語で行われますが、英語の講演は吉田先生よりその要旨を日本語で解説して頂きます。また、質疑応答は吉田先生より通訳して頂きます。

・Part2では、約30分の意見交換を予定しており、日ごろに気になった日米の相違点や聞きたいことなどがあれば、是非リアル会議室にお越しいただき、吉田先生、Bing先生と自由にディスカッションしてください。

・講演後、講演者との懇親会を設ける予定です。是非ご参加ください。

(林 軍・坂田 泰弘 記)