会合案内Meeting information

2025年6月5日(木)意匠商標部会『近時の商標関連判例』

1.日時:2025年6月5日(木)18:30~20:30
2. 場所:ハイブリッド( 関西会会議室 &Zoom)
3.テーマ:近時の商標関連判例
4.講師: 山田 威一郎 弁護士・弁理士
5.概要:

商標の実務を進めていく上で、最新の裁判例とそれを踏まえて実務の動向を理解しておくことは非常に重要です。今月の例会では、商標の出願実務のほか、各種の紛争事例を経験されている弁護士・弁理士の山田威一郎会員に、商標分野における近時の重要裁判例として、以下の3件の裁判例の紹介をしていただき、各判決で取り上げられた論点に関し、参加者の皆様も交えてディスカッションをさせていただければと思います。

①すしざんまい事件(知財高判令和6年10月30日 令和6年(ネ)第10031号)

 海外のすし店を紹介する日本語のウェブサイトに関する商標権侵害の成否が争われ、商標権侵害訴訟における属地主義の適用が争点になった裁判例です。

②Robot Shop事件(大阪高判令和6年10月18日 令和6年(ネ)第185号等)

 商標権侵害訴訟における商品の類否及び禁反言の原則の適否が問題になった裁判例です。

③奇跡のラカンカ事件(知財高判令和6年4月24日 令和5年(行ケ)第10109号)

 出願商標の自他商品識別力の有無、審判段階での拒絶理由を差し替える手続の適法性が争われた裁判例です。